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OpenAI GPT-5.5/5.4とCodexがAmazon Bedrockで一般提供:日本のAWS利用者が確認すべきこと

OpenAI GPT-5.5とCodexのAmazon Bedrock一般提供で確認すべきAPI、価格、リージョン

追記: 2026年6月5日の最新情報

2026年6月5日にAWS公式ページを再確認すると、OpenAIモデルをBedrockで使う場合の実装確認点は、モデル名だけでなくリージョン、エンドポイント、Codexの認証経路まで見ておく必要があります。

  • GPT-5.5は、Amazon Bedrockのモデルカード上でopenai.gpt-5.5として示され、In-Regionの提供はUS East (Ohio)から確認します。
  • GPT-5.4はopenai.gpt-5.4として示され、US East (Ohio)とUS West (Oregon)の提供状況を確認します。
  • どちらもbedrock-mantleopenai/v1/responsesパスを使うため、通常のBedrock Runtimeや別のResponses endpointと混同しないことが重要です。
  • Codexから使う場合は、AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCKまたはAWS SDK credential chainを使い、~/.codex/config.tomlmodel_provider = "amazon-bedrock"と利用リージョンを確認します。

日本リージョン前提のシステムやデータレジデンシー要件がある場合は、実装前にAWS Regionsページ、Bedrock Pricing、対象モデルカードを見直してください。利用可否や価格はモデルごとに変わるため、本文中の説明も「公式ページで確認する前提」として読んでください。

このテーマをもう少し広げて見るなら、Amazon Bedrock MantleにCloudWatchメトリクス追加:OpenAI/Anthropic互換APIの本番監視で見ることAmazon Bedrock AgentCore Identityが既存Secrets Manager参照に対応:AIエージェントの認証情報管理で確認すべきこと も合わせて確認してください。OpenAIモデルをbedrock-mantle経由で使う場合、導入後の監視指標とCloudWatch側の確認ポイントへ自然につながるため。

3行まとめ

VisualBedrock一般提供でまず見る3点一般提供、利用者影響、未確認点を分けて確認する。
確認済みGA

GPT-5.5、GPT-5.4、CodexがAmazon Bedrockで一般提供になった。

実務影響APIと統制

Responses API、モデルID、BedrockのIAMや監査ログを前提に検討する。

未確認Tokyo/Global

東京リージョン提供やGlobal cross-region pricingは断定しない。

2026年6月2日確認時点では、公式発表とモデルカードを優先して読む。

  • AWSは2026年6月1日、OpenAI GPT-5.5、GPT-5.4、CodexがAmazon Bedrockで一般提供になったと発表した。Bedrockを使う企業は、OpenAIモデルとコーディングエージェントをAWSの既存統制の中で検討できるようになった。
  • 開発者が最初に見るべきなのは、モデルID、bedrock-mantleエンドポイント、Responses API、料金、リージョンだ。GPT-5.5/GPT-5.4のモデルカードでは、Context window 272K tokens、Model lifecycle Active、2026年6月1日ローンチを確認できる。
  • 日本のAWS利用者は、東京リージョンでの提供を前提にしないほうがよい。2026年6月2日確認時点の価格表では、OpenAIフロンティアモデルの料金はUS East (Ohio)とUS West (Oregon)で確認でき、Global cross-region inference pricingはcoming soonとされている。

Amazon BedrockにOpenAIモデルとCodexが載る、という話は見出しだけでも強い。ただ、導入判断で本当に必要なのは「使えるらしい」ではなく、どのモデルを、どのAPIで、どのリージョンと料金条件で、どの社内統制のもとに使うかだ。

この記事では、2026年6月2日(日本時間)に確認したAWS公式発表、About Amazon、AWSドキュメント、Amazon Bedrock Pricingをもとに、OpenAI GPT-5.5/GPT-5.4とCodex on Amazon Bedrockの確認点を整理する。Amazon Watch JapanはAmazon、AWS、OpenAIおよび関係会社とは非提携の独立メディアであり、この記事は導入判断と情報確認のためのメモであって、投資助言ではない。

公式発表の追跡は公式発表・発表会カテゴリ、BedrockやAWSのAI基盤を含む実務寄りの更新は製品・サービス・ソリューションカテゴリでも整理している。月内の大きな更新は2026年6月 重要トピックまとめから追える。

何が一般提供になったのか

Visual一般提供になった対象と扱い今日から確認できる対象と、coming soonの項目を分ける。
対象提供状態主な用途確認先
GPT-5.5一般提供高度なコーディング、調査、分析、長いタスクAWS公式発表、GPT-5.5モデルカード
GPT-5.4一般提供推論、コーディング、ツール利用AWS公式発表、GPT-5.4モデルカード
Codex on Bedrock一般提供ソフトウェア開発支援、リファクタリング、検証AWS News Blog、AWS ML Blog
Bedrock Managed Agents powered by OpenAIcoming soon本番向けOpenAIエージェント基盤今後のAWS公式発表

一般提供になったものと、今後予定の項目を混ぜない。

今回の発表で一般提供として確認できる中心は、OpenAI GPT-5.5、OpenAI GPT-5.4、Codex on Amazon Bedrockだ。AWS Machine Learning Blog、AWS News Blog、About Amazonはいずれも、2026年6月1日付で一般提供を伝えている。

対象公式に確認できる内容主な用途最初に見る資料
GPT-5.5Amazon Bedrockで一般提供。モデルIDはopenai.gpt-5.5高難度のコーディング、調査、分析、長いエージェント作業AWS公式発表、GPT-5.5モデルカード
GPT-5.4Amazon Bedrockで一般提供。モデルIDはopenai.gpt-5.4推論、コーディング、ツール利用、業務ワークフローAWS公式発表、GPT-5.4モデルカード
Codex on Amazon BedrockCodex App、CLI、IDE統合からBedrock推論へルーティングソフトウェア開発、リファクタリング、テスト、コードレビュー補助AWS News Blog、AWS ML Blog
Bedrock Managed Agents powered by OpenAI公式発表上はcoming soonOpenAIエージェント基盤の本番運用今後のAWS公式発表

GPT-5.5とGPT-5.4がBedrockのモデルカタログで確認できる

AWSのOpenAIモデル一覧ページには、GPT-5.5とGPT-5.4が掲載されている。GPT-5.5のモデルカードでは、OpenAIの最も高性能なモデルとして、複雑な業務、コーディング、調査、分析、ソフトウェア操作、ドキュメントワークフロー、長時間のエージェントタスク向けと説明されている。GPT-5.4は、推論、コーディング、computer use、長文脈ワークフロー、ツール利用をAmazon Bedrockへ持ち込むモデルとして位置づけられている。

根拠

一般提供の根拠は、2026年6月1日のAWS Machine Learning Blog、同日のAWS News Blog、About Amazonの更新、AWSドキュメントのモデル一覧と各モデルカードだ。モデルカードでは、GPT-5.5とGPT-5.4のModel launch dateが2026年6月1日、Model lifecycleがActive、Context windowが272K tokensと確認できる。

注意点

AWSのOpenAI on Amazon Bedrock製品ページには、確認時点でLimited previewの表記が残っている箇所があった。記事では、一般提供を示す2026年6月1日の公式発表と、ActiveになっているAWSドキュメントのモデルカードを優先して読む。導入前には、AWSコンソール、モデルカード、価格ページを改めて確認したい。

CodexはBedrock推論にルーティングして使う

Codex on Amazon Bedrockは、Codex App、Codex CLI、Visual Studio Code、JetBrains、XcodeのIDE統合から利用でき、モデル推論をAmazon Bedrockへルーティングするものとして説明されている。AWSの発表では、Codexの利用はトークン課金で、座席ライセンスや開発者単位のコミットメントは不要とされている。

これは、Codexを「OpenAIの開発支援ツール」としてだけでなく、AWSの請求、統制、監査、リージョン選択と組み合わせて検討する入口になる。すでにBedrockを使っている企業ほど、既存の調達やガバナンスに載せやすい可能性がある。

条件

使い始める前に、認証方式、リージョン、モデルID、社内コードの取り扱い、ログ、秘密情報、リポジトリアクセスを決めておきたい。Codexがコードを読んで編集するワークフローでは、単にモデルが使えるかより、どの環境で何を読ませるかのほうがリスクになりやすい。

APIとモデルIDはどこを見ればよいか

VisualOpenAIモデル呼び出しの確認順認証からResponses APIまで、実装前に見る場所を順番に並べる。
  1. 1Bedrock API keyまたはAWS credentials

    チームの認証方式と保管方法を決める。

  2. 2bedrock-mantle

    通常のBedrock Runtime URLと混同しない。

  3. 3Responses API

    `openai/v1/responses`経路を確認する。

  4. 4openai.gpt-5.5 / openai.gpt-5.4

    アプリ設定、環境変数、ログで同じIDを使う。

  5. 5quota、latency、cost

    PoCで入力長、出力長、ツール利用を記録する。

モデルIDだけ差し替える前に、API経路と認証方式を確認する。

GPT-5.5/GPT-5.4をBedrockから使うときは、通常の「Bedrockでモデルを呼ぶ」という感覚だけで進めず、公式サンプルが示しているAPI経路を確認したい。AWS News Blogとモデルカードは、OpenAIフロンティアモデルをbedrock-mantleエンドポイント上のResponses APIで使う形として説明している。

GPT-5.5/GPT-5.4はResponses API経由

モデルカードで確認できるモデルIDは、GPT-5.5がopenai.gpt-5.5、GPT-5.4がopenai.gpt-5.4だ。エンドポイントはhttps://bedrock-mantle.{region}.api.aws/openai/v1/responsesの形式で示されている。AWS News Blogのサンプルでは、US East (Ohio)を例にhttps://bedrock-mantle.us-east-2.api.aws/openai/v1またはResponses APIのパスを使う流れが紹介されている。

確認項目GPT-5.5GPT-5.4読み方
モデルIDopenai.gpt-5.5openai.gpt-5.4アプリ側設定や環境変数で使う
エンドポイントbedrock-mantlebedrock-mantle通常のBedrock Runtime URLと混同しない
APIResponses APIResponses APIopenai/v1/responses経路を確認する
Context window272K tokens272K tokens入力設計やコスト見積もりの前提になる
Geo inference IDNot supportedNot supportedモデルカード上の確認事項
Global inference IDNot supportedNot supported価格表のcoming soonと分けて見る

根拠

GPT-5.5とGPT-5.4のモデルカードには、プログラムアクセスの表があり、モデルID、In-Region endpoint URL、Geo inference ID、Global inference IDが並んでいる。AWS News BlogにはPython SDKとcurlの例が掲載され、OpenAI SDKをBedrock向けのbase URLで使う流れも示されている。

Converse APIや通常のBedrock endpointと混同しない

Bedrockには、Converse API、InvokeModel、モデルプロバイダー別の互換APIなど複数の呼び出し方がある。今回のOpenAIフロンティアモデルについては、モデルカードが「このモデルはbedrock-mantleエンドポイントのopenai/v1/responsesパスで利用できる」と明記している点が重要だ。

すでにBedrockでAnthropic Claude、Amazon Nova、Meta Llamaなどを使っているチームでも、既存コードのモデルIDだけ差し替えればよいとは限らない。SDK、base URL、認証方式、ログ、エラー処理、quota、リトライ設計を確認してからPoCに進むほうがよい。

確認項目

まず、使うSDKがOpenAI SDKなのかAWS SDKなのかを決める。次に、OPENAI_BASE_URLOPENAI_API_KEYAWS_BEARER_TOKEN_BEDROCK、AWS SDK credential chainのどれを使うのかを確認する。さらに、呼び出し先リージョン、モデルID、reasoning effort、出力長、ツール呼び出し、ログに残る内容を明示しておきたい。

料金とリージョンで確認すること

Visual価格とリージョンの確認表2026年6月2日にBedrock Pricingで確認した範囲を整理する。
モデル確認できるリージョン入力/100万cached output/100万出力/100万
GPT-5.5US East (Ohio)$5.50$0.55$33.00
GPT-5.4US East (Ohio)$2.75$0.275$16.50
GPT-5.4US West (Oregon)$2.75$0.275$16.50

Tokyo Region提供、契約割引、税、為替、quotaは個別確認が必要。

料金は記事執筆時点で確認できても、クラウドサービスでは更新されやすい。ここでは2026年6月2日にAmazon Bedrock Pricingページで確認できた範囲を整理する。契約、税、為替、割引、サービス階層、将来の価格改定は別途確認が必要だ。

価格はBedrock Pricingページで見る

Bedrock PricingのOpenAI Frontier Models欄では、Geo and In-region on-demand inferenceとして、US East (Ohio)とUS West (Oregon)の価格表が確認できる。US East (Ohio)ではGPT-5.5とGPT-5.4、US West (Oregon)ではGPT-5.4が掲載されている。

モデル確認できるリージョン100万入力トークン100万cached output tokens100万出力トークン
GPT-5.5US East (Ohio)$5.50$0.55$33.00
GPT-5.4US East (Ohio)$2.75$0.275$16.50
GPT-5.4US West (Oregon)$2.75$0.275$16.50

About Amazonの更新では、価格がOpenAIのfirst-party ratesと一致し、追加料金がないと説明されている。AWS ML Blogも、既存のAWS commitmentsに利用量がカウントされると説明している。企業の購買管理では、この点が通常のOpenAI API利用との比較材料になる。

注意点

上の表は2026年6月2日確認時点の価格ページに基づく。実際の請求では、入力と出力のトークン量、キャッシュ利用、reasoning設定、ツール呼び出し、背景処理、再試行、長時間タスクが効いてくる。円換算、消費税、為替、契約割引、請求アカウント、AWS Organizationsの費用配賦も別管理になる。

日本から使う場合も東京リージョン提供を断定しない

日本のAWS利用者にとって気になるのは、Tokyo Regionで使えるかどうかだ。しかし、今回確認できた価格表では、OpenAIフロンティアモデルの表にUS East (Ohio)とUS West (Oregon)が出ている。GPT-5.5/GPT-5.4のモデルカードでも、Geo inference IDとGlobal inference IDはNot supportedとされている。

そのため、この記事では「日本からもAWSアカウントで検討できる」とは書けても、「東京リージョンでIn-Region処理できる」とは断定しない。データ居住性を重視する企業は、AWSコンソール、モデルカード、Regional availability、価格ページ、契約窓口まで戻って確かめる必要がある。

未確認点

継続確認すべき項目は、Tokyo RegionでのIn-Region提供、Japan geographyのGeo routing、Global cross-region inference pricing、組織ごとのquota、SLA、Provisioned/Reserved系の提供条件だ。Bedrock Pricingページには、OpenAI modelsのGlobal cross-region inference pricingはcoming soonと記載されているため、まだ確定条件として扱わない。

セキュリティとガバナンスで見るべき差分

VisualBedrock導入前の統制チェックモデル性能だけでなく、社内データと監査の条件を確認する。
IAM

誰がモデルを有効化し、誰が呼び出せるかを制御する。

VPC / PrivateLink

ネットワーク経路とデータ境界を確認する。

KMS

暗号化と鍵管理の責任範囲を見る。

CloudTrail

モデル利用と管理操作の監査ログを確認する。

Data use

プロンプトとレスポンスの学習利用や共有条件を確認する。

Cost governance

AWS commitments、Budgets、タグ、アカウント分離を検討する。

個社のコンプライアンス要件を満たすかは、社内規程と契約条件で確認する。

AWSが強調しているのは、OpenAIモデルをBedrockの統制の中で使えることだ。これは、モデル性能だけではなく、企業導入でよく問題になるIAM、ネットワーク、暗号化、監査、データ利用ポリシーの話でもある。

Bedrockの既存統制に乗ることが売り

AWS ML Blogは、GPT-5.5/GPT-5.4 on Amazon Bedrockの呼び出しが、IAM permissions、VPCとPrivateLink isolation、KMS encryption、AWS CloudTrail audit loggingなど、AWSで使っている統制を継承すると説明している。また、プロンプトとレスポンスはモデルの訓練に使われず、モデルプロバイダーと共有されないとも説明している。

これは、開発チームだけでなく、セキュリティ部門、法務、購買、監査部門が読むべきポイントだ。OpenAIモデルを使うかどうかの判断は、性能比較だけでは決まらない。どのデータを入れるか、どのログが残るか、誰が利用できるか、どのリージョンで処理されるかが同時に問われる。

根拠

AWS ML BlogとAbout Amazonの更新では、Bedrockのセキュリティ、ガバナンス、費用管理、AWS commitments、データ保護の文脈が繰り返し説明されている。AWSの主張として読むべきであり、個社のコンプライアンス要件を自動的に満たす保証としては扱わない。

社内導入ではデータ居住性と監査ログを先に確認する

OpenAIモデルをBedrockで使う場合でも、社内で扱うデータの種類によって確認事項は変わる。顧客データ、ソースコード、設計書、セキュリティログ、契約書、医療・金融・公共分野のデータを扱うなら、リージョン、ログ、暗号化、アクセス権限、保持期間を先に詰めておく。

特にCodexは、コードベースを読んで編集し、テストや検証まで進めるワークフローに入りやすい。モデルの利用規約だけでなく、リポジトリへのアクセス範囲、ローカル環境やCI環境で読ませる秘密情報、承認なしで変更できる範囲、人間レビューの置き方を決めておきたい。

確認項目

最低限見るべき項目は、利用者のIAM権限、Bedrockのモデルアクセス、CloudTrailに残るイベント、KMS keyの扱い、PrivateLink/VPC経由の有無、ログ出力先、社内リポジトリのアクセス権、API keyやcredentialの保管方法だ。導入前のPoCでも、これらを後回しにすると本番移行時に詰まりやすい。

Codex on Bedrockを使う前の実務チェック

VisualCodex導入前の確認フローツールを入れる前に、アクセス範囲と費用の見方を決める。
  1. 1App / CLI / IDE

    どこからCodexを使うかをチームで揃える。

  2. 2Bedrock API key / AWS credentials

    キーやcredentialの保管と更新を決める。

  3. 3読む範囲と書く範囲

    秘密情報や本番コードへのアクセスを制限する。

  4. 4pay-per-token

    座席課金ではなく推論使用量として見る。

  5. 5人間レビュー

    変更の承認、テスト、差し戻し手順を決める。

Codexは便利ツールではなく、開発ワークフローに入るエージェントとして扱う。

Codex on Amazon Bedrockは、エンジニア個人の便利ツールというより、企業が開発作業をどの統制の中でAIエージェントに任せるかという話に近い。App、CLI、IDE統合のどれから始めるかで、セキュリティ確認と運用ルールも変わる。

CLI、App、IDE統合のどこから始めるか

AWS News Blogは、Codex CLI、Codex App、VS Code extensionでBedrock推論を使う例を説明している。Codexは、Bedrock API keyまたはAWS SDK credential chainを使う。Bedrock API key認証では、AWS_BEARER_TOKEN_BEDROCKを設定し、~/.codex/config.tomlでモデルとプロバイダー、リージョンを指定する流れが示されている。

開発チームで試すなら、最初は権限を絞った検証リポジトリ、限定されたAWSアカウント、明確なコスト上限で始めるのが現実的だ。いきなり本番リポジトリ全体や秘密情報を含む環境に接続する必要はない。

条件

記事ではコマンド例を長く並べるより、公式サンプルのどこを確認するかに絞る。実際に設定する場合は、Codex側の設定ファイル、Bedrock API key、AWS credential chain、利用リージョン、モデルID、IDE拡張の環境変数読み込みを確認する。

料金は座席課金ではなく推論使用量として見る

AWSの発表では、Codex on Bedrockはpay-per-token pricingで、seat licenseやper-developer commitmentがないと説明されている。これは、小さく試してから利用量に応じて広げたい企業には分かりやすい。一方で、使えば使うほど推論コストが増える構造でもある。

特にCodexのようなエージェントは、長いタスク、複数ファイルの読み込み、テスト実行、レビュー、再試行でトークン量が伸びやすい。1回のプロンプト単価だけではなく、1タスクあたりの総トークン量、失敗時の再実行、レビューに必要な人間の時間まで含めて見る必要がある。

注意点

「座席課金なし」は「無料」ではない。実際の社内原価は、モデル選択、入力ファイル量、出力量、キャッシュ、バックグラウンド実行、ツール利用、利用者数、レビュー運用で変わる。管理者は、AWS Budgets、Cost Explorer、タグ、アカウント分離、利用申請の仕組みを早めに決めたほうがよい。

まだ確認できないこと

Visual未確認点と次に見る資料将来予定や環境依存の条件を、一般提供済みの機能と分ける。
項目現時点の扱い確認先更新条件
Bedrock Managed Agents powered by OpenAIcoming soonAWS公式発表、製品ページ、ドキュメント価格、リージョン、API、SLAが公開されたら更新
Daybreak / Codex Security将来予定AWS ML Blog、OpenAI公式情報Bedrockでの提供開始が公式化されたら更新
Tokyo Region未確認AWS console、Regional availability、価格ページIn-Region提供が確認できたら更新
Global cross-region inference pricingcoming soonBedrock PricingOpenAI models欄に価格が出たら更新
quotaと実測性能環境依存Service Quotas、PoCログ対象アカウントで計測できたら更新

未確認項目は、公式資料または自社環境の検証ログで確認する。

今回の発表は大きいが、すべてが一般提供になったわけではない。発表本文の「What’s next」に出てくるものと、今日から使えるものを分ける必要がある。

Bedrock Managed Agents powered by OpenAIはcoming soon扱い

AWS ML Blogは、Bedrock Managed Agents powered by OpenAIについて、coming soonと説明している。これは、OpenAIのagent harnessを使って本番向けエージェントをデプロイする構想として重要だが、今回の一般提供対象であるGPT-5.5/GPT-5.4/Codexとは分けて読む。

確認項目

一般提供を判断するには、AWSの正式発表、製品ページ、ドキュメント、価格、リージョン、SLA、API、サンプル、セキュリティ仕様が必要だ。interest formや将来予定の説明だけで、本番導入できる機能として扱わない。

DaybreakやCodex Securityは将来予定として扱う

AWS ML Blogには、OpenAIのDaybreak、cyber models、Codex Securityにも触れられている。ただし、これは「Bedrockで利用できるようになった」とは別の話だ。セキュリティチームにとって気になるテーマだが、現時点では将来のOpenAI capabilitiesとして読むのが安全だ。

注意点

見出しでは「BedrockでCodex Security提供開始」と書かない。公式に提供開始、価格、リージョン、ドキュメント、利用条件が出たときに別記事で扱うべき項目だ。

実測性能、quota、東京リージョン、契約条件は環境ごとに確認する

モデルカードやブログで確認できるのは、提供状態、モデルID、API経路、Context window、価格表の一部だ。実際のレイテンシ、スループット、quota、社内ネットワーク経路、監査ログの読み方、契約上の条件は、アカウントや組織ごとに確認が必要になる。

評価基準

PoCでは、対象リージョン、モデルID、入力トークン量、出力トークン量、reasoning effort、ツール呼び出し、キャッシュ、レイテンシ、エラー率、quota、CloudTrail、コストを記録する。Codexの場合は、1タスクあたりの変更ファイル数、テスト実行回数、レビュー差し戻し回数も見ると、導入後の費用感が見えやすい。

読者別の確認チェックリスト

Visual読者別に見るべき場所役割ごとに、最初に確認すべきポイントを分ける。
開発者

SDK、Responses API、モデルID、base URL、リトライ、ログを確認する。

AWS管理者

モデルアクセス、IAM、Organizations、Budgets、Cost Explorerを見る。

セキュリティ担当

CloudTrail、KMS、PrivateLink、データ利用、秘密情報の扱いを確認する。

事業部門

一般提供、価格、AWS commitments、coming soon項目を分けて読む。

調査担当

公式発表、モデルカード、価格ページ、未確認点を更新履歴で追う。

同じニュースでも、開発、管理、セキュリティ、事業判断では見る資料が違う。

同じニュースでも、開発者、AWS管理者、セキュリティ担当、事業部門、調査担当で見る場所は変わる。ここでは、導入前に迷いやすい確認点を分けておく。

開発者

開発者は、まずモデルID、Responses API、SDK、base URL、認証方式を確認する。OpenAI SDKを使う場合でも、呼び出し先はBedrock向けのbase URLになる。既存のOpenAI APIコードや、既存のBedrockコードをそのまま流用できるかは、呼び出し経路ごとに検証する必要がある。

確認項目

本番コードに入れる前に、API keyの保管場所、AWS credential chain、リージョン、モデルID、リトライ、タイムアウト、エラーハンドリング、ログ出力、入力データのマスキングを確認する。Codexを使う場合は、リポジトリごとのアクセス権、書き込み権限、テスト環境、レビュー必須ルールも決めておきたい。

AWS管理者とセキュリティ担当

AWS管理者とセキュリティ担当は、モデル性能より先に、誰が使えるか、どのアカウントで請求されるか、ログがどこに残るかを見る。Bedrockのモデルアクセス、IAM、Organizations、CloudTrail、KMS、VPC/PrivateLink、Cost Explorer、Budgetsを確認する。

注意点

Bedrockの統制で守れる範囲と、Codexが開発環境やリポジトリに触れることで追加されるリスクを分ける。モデル呼び出しの統制が整っていても、IDE拡張やCLIがローカルファイル、秘密情報、社内設定ファイルを読むなら、別の確認が必要になる。

事業部門と調査担当

事業部門と調査担当は、現在使えるもの、coming soonのもの、未確認のものを表で分けるとよい。一般提供になったのはGPT-5.5、GPT-5.4、Codex on Amazon Bedrockであり、Bedrock Managed Agents powered by OpenAI、Daybreak、Codex Securityは将来予定として扱う。

評価基準

判断材料は、提供状態、価格、リージョン、API、セキュリティ、社内データの扱い、既存AWS commitmentsへの影響だ。株価や提携の大きさだけで判断せず、実際に自社の開発・業務フローに入れる場合の条件を確認する。

次に読むなら

公式発表・発表会

AmazonとAWSの公式発表、イベント、提供開始情報を追うためのカテゴリHubです。

資料・確認ログ

公式ページ、リリースノート、製品資料、価格ページを確認するときの入口に使える固定ページです。

Amazonの公式発表、AWS更新、噂確認、月次まとめの更新通知は、ニュースレターでも控えめに案内している。大きな発表ほど、初報よりも数日後のドキュメント更新で実務条件が見えてくることが多い。

更新履歴

Visual公式情報の確認タイムラインlimited previewから一般提供までの流れを残す。
  1. 2026年4月28日Limited preview

    About AmazonでOpenAI models、Codex、Managed Agentsのpreviewが説明された。

  2. 2026年6月1日一般提供

    GPT-5.5、GPT-5.4、Codex on Amazon BedrockのGAが発表された。

  3. 2026年6月2日記事確認

    AWS公式発表、モデルカード、Bedrock Pricingを確認して初版を作成。

  4. 次回更新未確認点を反映

    Tokyo Region、Global pricing、Managed Agentsなどの公式更新を追う。

更新時は、未確認だった項目が何に変わったかを日付つきで残す。

日付更新内容確認ソース
2026年6月2日初版作成。OpenAI GPT-5.5、GPT-5.4、Codex on Amazon Bedrockの一般提供、API、料金、リージョン、未確認点を整理AWS公式発表、About Amazon、AWS Bedrockドキュメント、Bedrock Pricing

2026年4月28日のAbout Amazon記事では、OpenAI models on Amazon Bedrock、Codex on Amazon Bedrock、Bedrock Managed Agents powered by OpenAIがlimited previewとして説明されていた。2026年6月1日の更新では、GPT-5.5、GPT-5.4、Codexが一般提供になったと説明されている。今後、Tokyo Region、Global cross-region inference pricing、Bedrock Managed Agents powered by OpenAI、Daybreak、Codex Securityの提供条件が公式に更新された場合は、本文を更新する。


次に読むなら

参照した主な情報源

情報源確認できること確認日
AWS Machine Learning Blog: OpenAI models and Codex on Amazon Bedrock are now generally available一般提供、GPT-5.5/GPT-5.4/Codex、Bedrock推論、セキュリティ統制、今後の予定2026年6月2日
AWS News Blog: Get started with OpenAI GPT-5.5, GPT-5.4 models, and Codex on Amazon BedrockResponses API、bedrock-mantle、モデルID、Codex設定、認証例2026年6月2日
About Amazon: OpenAI models GPT-5.5 and GPT-5.4—and Codex—now on Amazon Bedrock2026年6月1日更新、一般提供、価格とAWS commitments、April previewからの変化2026年6月2日
AWS Docs: OpenAI – Amazon BedrockOpenAIモデル一覧、GPT-5.5/GPT-5.4掲載2026年6月2日
AWS Docs: GPT-5.5 – Amazon BedrockGPT-5.5のモデルID、Context window、エンドポイント、ローンチ日、Regional availability2026年6月2日
AWS Docs: GPT-5.4 – Amazon BedrockGPT-5.4のモデルID、Context window、エンドポイント、ローンチ日、Regional availability2026年6月2日
Amazon Bedrock PricingGPT-5.5/GPT-5.4の価格表、US East (Ohio)、US West (Oregon)、Global cross-region pricing coming soon2026年6月2日